【11月11日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2018)は10日、決勝第2戦が行われ、鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)は敵地でペルセポリスFC(Persepolis FC)と0-0で引き分け、2試合合計スコアを2-0としてクラブ史上初のACL制覇を果たした。

 3日に行われた第1戦で鹿島は、レオ・シルバ(Leo Silva)とセルジーニョ(Sergio Antonio Soler de Oliveira Junior 'Serginho’)のブラジル人コンビの得点で2-0と先勝していた。

 同じく大会初制覇を目指すペルセポリスは、イラン・テヘランのアザディ・スタジアム(Azadi Stadium)に詰め掛けた約10万人のファンの前でいくつかチャンスを作ったが、大岩剛(Go Oiwa)監督率いる鹿島は初戦のアドバンテージを守り切った。

 日本勢は、昨季大会の浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)に続いて大会連覇を果たしており、2008年にはガンバ大阪(Gamba Osaka)もアジアの頂点に立っている。

 ディフェンスを強みとするペルセポリスは攻撃に出るしかなかったが、鹿島のGK權純泰(Sun-tae Kwoun、クォン・スンテ)は素晴らしいパフォーマンスでゴールを許さなかった。

 韓国の全北現代(Jeonbuk Motors)在籍時に2度ACL制覇を経験している權は、アリ・アリプール(Ali Alipour)とバシャル・レサン(Bashar Resan)の決定機を阻止するなど優勝の立役者となった。

 ペルセポリスは38分、レサンがディフェンス2人を強引に抜いてゴールに迫ったが、ニアポストに放ったシュートは權に阻まれた。ブランコ・イバンコビッチ(Branko Ivankovic)監督は、後半にモフセン・ラビハフ(Mohsen Rabiekhah)とエフサン・アルヴァンザデ(Ehsan Alvanzadeh)を投入して局面の打開を試みたが、ゴールをこじ開けることはできなかった。(c)AFP