【11月10日 AFP】18-19フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯(NHK Trophy 2018)は9日、広島で開幕し、女子シングル・ショートプログラム(SP)ではロシアの「女帝」エリザベータ・トゥクタミシェワ(Elizaveta Tuktamysheva)が76.17点でトップに立った。宮原知子(Satoko Miyahara)が76.08点で2位、三原舞依(Mai Mihara)が70.38点で3位の好発進を見せた。

 元世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships)覇者のトゥクタミシェワは、冒頭のトリプルアクセルに加えて3回転ルッツも成功させて総立ちの拍手を受け、SPでは五輪女王のアリーナ・ザギトワ(Alina Zagitova、ロシア)に次ぐ今季2番目の高得点をたたき出した。

 一方、世界フィギュアで通算2個のメダルに輝き、トゥクタミシェワと共に今季のGPシリーズで2勝目を目指している宮原は、トップからわずか0.09点差の今シーズン自己最高得点を記録し、「少し緊張していたけれど、最後までよくできた」「良いスタートになった」とコメントした。

 また、韓国の林恩讐(Eun-soo Lim、イム・ウンス)が69.78点で4位につけている。

 ペアのSPでは、前週の第3戦フィンランド大会(ISU Grand Prix of Figure Skating 2018 Helsinki)でタイトルを獲得したロシアのナタリア・ザビアコ(Natalia Zabiiako)/アレクサンドル・エンベルト(Alexander Enbert)組が、73.48点で首位発進。

 中国の彭程(Cheng Peng)/金楊(Yang Jin)組が70.66点で2位につけ、カナダのカーステン・ムーア・タワーズ(Kirsten Moore-Towers)/マイケル・マリナロ(Michael Marinaro)組が67.70点で3位に続いている。(c)AFP