【11月9日 AFP】米IT大手グーグル(Google)は8日、性的嫌がらせ(セクシュアルハラスメント)に対する同社の姿勢に抗議する従業員が世界各地で一斉ストを行ったことを受け、セクハラへの対応方針を見直すと発表した。会社の行事における酒量制限も義務付ける意向だという。

 グーグルのスンダル・ピチャイ(Sundar Pichai)最高経営責任者(CEO)は従業員に向けたメッセージで、同社がセクハラへの対応について透明性を高め、被害を申告した従業員への支援やケアを強化していくと約束。また、セクハラに関する調査やその結果について「より詳細な情報」を開示していく意向も示した。

 さらに飲酒による不品行を防ぐため、今後は会社の行事において酒量制限を課すよう部署のリーダーに義務付けていくという。

 同社は声明で「ハラスメントは決して容認できないし、アルコールは決して言い訳にならない」「しかし、現在グーグルで申し立てられているハラスメントにおいてよくある原因の一つは加害者の飲酒だ」と指摘した。

 グーグルは就業規則で就業中や仕事関連の行事における過度の飲酒を禁じており、すでに会社の行事では2杯までといった酒量制限を課したり、チケット制を導入したりしている部署もあるという。(c)AFP/Glenn CHAPMAN