【11月11日 AFP】男子テニス、ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ(2018 Next Gen ATP Finals)は10日、イタリア・ミラノで決勝が行われ、大会第1シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が2-4、4-1、4-3(7-3)、4-3(7-3)で第2シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)を下し、優勝を飾った。

 1セットダウンから逆転勝ちを収めた世界ランキング15位のチチパスは、これが先月のストックホルム・オープン(Intrum Stockholm Open 2018)に続くキャリア2勝目。今季は同91位でスタートしたが、他に2大会で準優勝を果たすなど、最も成長を遂げた選手の一人となった。

 昨年の第1回大会では、エキシビションマッチでプレーするだけだった20歳のチチパスは「最高の気分。今週は本当に良いテニスができた」とコメント。初代王者に輝いたチョン・ヒョン(Hyeon Chung、韓国)に続き、1週間を通して5戦負けなしでタイトルをつかみ、躍進のシーズンを締めくくった。

 一方のデミノーは、シーズン開幕時の世界ランクが208位だったが、先月には自己最高の31位を記録。決勝まで無敗を維持していた19歳は「自分のパフォーマンスには全体的に満足している」「ステファノスを心からたたえたい。きょうは彼の方が上手だった」と話し、「長いシーズンが終わり、満足感でいっぱいだ。一生忘れられないシーズンになった」と付け加えた。(c)AFP