【11月6日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に加入したジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)は5日、新チームで迎える欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)の最初の試合が故郷イタリアでのナポリ(SSC Napoli)戦になったことを受け、大きな衝撃を受けたと話した。

 40歳のブッフォンはナポリ戦を翌日に控えたこの日、「サン・パオロ・スタジアム(San Paolo Stadium)のことはよく知っている。とりわけ、選手とファンの間を漂う雰囲気はね」とコメントした。

「出場停止期間を経て、イタリアで行われる重要な一戦でチャンピオンズリーグの舞台に帰ってこられたこと、そしてその相手がナポリだということで、ビビっとこないわけがない」「とても感動的さ! 私が40歳までプレーすることを選んだのは、サッカーは唯一無二の感情を生み出すからだ」

「チャンピオンズリーグの試合でイタリアに戻ってこられたこと、そしてナポリとの試合に出場できることを非常に幸運だと感じる」

 ブッフォンはユベントス(Juventus)に在籍していた今年4月、レアル・マドリード(Real Madrid)とのチャンピオンズリーグ準々決勝で主審に対して取った行動と発言により、PSGに移籍した今季は最初の3試合で出場停止処分を受けていた。

 PSGとナポリはパリで行われた第1戦を2-2で引き分けており、3試合を終えて勝ち点5のナポリが、グループCで首位リバプール(Liverpool FC)と1ポイント差の2位につけている。

 一方のPSGは3位となっており、早期敗退の可能性に直面している。熱気に包まれる敵地で敗れれば、ホームでのリバプール戦を含む2試合を残し、上位2チームに勝ち点4ポイント差をつけられる可能性がある。

 ブッフォンは「第1戦で見たナポリはリスペクトに値するチームだったから、勝つのは簡単ではないだろう」と話した。「われわれは負けないことが重要だ。なぜなら、この試合の後も巻き返すだけの2試合が残っているからだ」「出場停止期間を終え、チームメートやチームの目標達成の力になり、良い試合ができることを願っている」

 今季からPSGを率いるトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、ナポリの地でチームを落ち着かせるよう、ブッフォンを頼りにしている。

 前日会見に出席したトゥヘル監督は「ジジ(ブッフォンの愛称)はチームを助けてくれるだろう。スタジアムと雰囲気をよく知っているし、彼の存在が控室でも大きな助けとなるはずだ」と話した。「ジジは出場停止処分から戻ってきた。知っているチームとイタリアで対戦するのにふさわしいよ」 (c)AFP