【11月5日 AFP】18NFLは4日、第9週の試合が行われ、ニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)は45-35で勝利を挙げ、ロサンゼルス・ラムズ(Los Angeles Rams)に今季初黒星をつけた。

 セインツのQBドリュー・ブリーズ(Drew Brees)はタッチダウンパス4本を決め、試合終了まで4分というところではマイケル・トーマス(Michael Thomas)への72ヤードのパスを通した。前半は5本のタッチダウンを決めていたセインツだが、後半はこれが初のタッチダウンとなった。ラムズに21点差を追いつかれて第4クオーター序盤に35-35とされていたが、これで45-35と再びリードを広げた。

 ラムズはその後の攻撃で、QBジャレッド・ゴフ(Jared Goff)が3本連続でパスインコンプリートを犯し、万事休す。ゴフはタッチダウンパス3本を含むパス40本中28本成功で391ヤードを獲得したが、前半には相手のタッチダウンにつながるインターセプトも犯した。

 パス12本をレシーブして211ヤードを獲得したトーマスは、若くパワフルなラムズとの対戦について「どういう試合になるかは分かっていた。彼らは飛び抜けたプレーをして、素晴らしいチームプレーを展開している。レベルの高いプレーをし、自分の役割をこなさなくてはならないのは分かっていたし、ミスを最小限にとどめた方が勝つと思っていた」とコメントした。

 カンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)は37-21でクリーブランド・ブラウンズ(Cleveland Browns)に勝利。2年目で主力QBとなっているパトリック・マホームズ(Patrick Mahomes)は、NFLタイ記録となる単一シーズンでの8試合連続300ヤード以上獲得という大記録を打ち立てた。

 マホームズはパス32本中23本成功で375ヤードを獲得し、タッチダウンパス3本、インターセプト1回だった。カリーム・ハント(Kareem Hunt)がタッチダウンラン2本にタッチダウンレシーブ1本と、味方もうまくマホームズをサポートし、これでチーフスは戦績を8勝1敗に伸ばしている。

 シカゴ・ベアーズ(Chicago Bears)は41-9でバッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)に勝利。堅い守備で相手を封じ込めた。

 ピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)は、23-16でボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)に競り勝って4連勝を達成した。NFL最高峰の守備を誇るレイヴンズに対し、ベン・ロスリスバーガー(Ben Roethlisberger)が2本のタッチダウンパスを記録し、ジェームス・コナー(James Corner)がレシーブで56ヤード、ランで107ヤードを獲得した。

 また、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)は31-17でグリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)に快勝し、6連勝を飾った。

 ペイトリオッツのQBトム・ブレイディ(Tom Brady)は1本のタッチダウンパスを通して294ヤードを獲得し、QBアーロン・ロジャース(Aaron Rodgers)との通算2度目のQB対決に勝利した。この日2本のタッチダウンパスを含む43本中24本のパスを成功させたロジャースとブレイディは、両者合わせて5度のシーズン最優秀選手賞受賞を誇っており、その対決が待ち望まれていた。(c)AFP