【11月5日 AFP】米国で中間選挙を目前に控えた4日、共和・民主両陣営はいずれも最後の訴えに奔走した。今回の選挙は、大きな分断をもたらしたドナルド・トランプ(Donald Trump)政権の2年を評価する国民投票という位置付けになるとみられている。

 トランプ大統領が分刻みのスケジュールで遊説を続ける一方、バラク・オバマ(Barack Obama)前大統領もシカゴの民主党候補の最後の応援に駆け付けた。

 政治への注目度が過去にない高まりを見せる中、一部の州では不在者投票数が過去に比べて大きく上回っており、両党共に投票率が鍵になるという見方を示している。

 概して1期目の大統領の与党は、最初の中間選挙で議席を減らす傾向にある一方で、経済が好調だと現職に有利に働きがちで、米経済が異例の成長を見せてきたのも事実。

 あらゆる面で型破りで、味方と敵の両方をヒートアップさせてきたトランプ大統領の最初の中間選挙がどのような結末を迎えるかは、未知数の部分が大きい。(c)AFP/Brian KNOWLTON