父親が高齢ほど新生児の健康リスク上昇、米研究
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■20グラム軽い
同様の傾向は欧州でもみられる。例えば英国では、35歳以上の父親の割合が1993年は全出生数の25%だったのに対し、2003年には全体の40%を占めるに至った。
最近の研究では、中年期以降に父親になることが子どもの自閉症や遺伝的異常、精神障害などのリスク上昇に関連する可能性が示唆されている。
原因の一つとして考えられるのは、男性の加齢に伴う生殖細胞(精子)の変化だ。この変化は遺伝子そのものではなく、遺伝子がどのように発現するかに影響を与える。
父親が高齢であることが新生児や母親に及ぼす可能性のある影響をより詳細に理解するために、米スタンフォード大学(Stanford University)のマイケル・アイゼンバーグ(Michael Eisenberg)氏率いる研究チームは、米国で2007~16年に記録された出生データ4050万件以上を綿密に調査した。
その結果、父親が45歳以上の新生児は、それよりも若い父親の新生児に比べて出生体重が平均20グラム軽く、また2500グラム未満の低出生体重児となるリスクが14%高かった。
また、父親が45歳以上の新生児は、父親が25~34歳の新生児に比べて、新生児集中治療室で処置を受ける確率が14%、けいれんを起こす確率が18%、それぞれ高かった。
一方、55歳以上の男性の子どもを妊娠している女性では、妊娠性糖尿病の発症リスクが34%上昇することも分かった。さらに研究チームは、早産の13%が父親の高齢に起因すると推測している。(c)AFP/Marlowe HOOD