【11月1日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)などでプレーした元イタリア代表のFWビンチェンツォ・イアクインタ(Vincenzo Iaquinta)被告が31日、マフィア関連の裁判で禁錮2年の判決を言い渡された。同裁判では148人が起訴されており、同被告の父は禁錮19年の判決を受けた。

 イタリア検察は、2006年W杯(World Cup)の優勝メンバーである38歳のイアクインタ被告に対し、銃の不法所持に加え、マフィア組織「ヌドランゲタ(Ndrangheta)」との関係を持っていたとして禁錮6年を求刑していた。

 イタリア北部のレッジョ・エミリア(Reggio Emilia)で行われた裁判で、イアクインタ被告は銃の不法所持で有罪とされたが、南部のカラブリア(Calabria)州を拠点とするヌドランゲタとの関係は認められないとして、判決は禁錮2年となった。その一方でイアクインタ被告の父親は、マフィアに関与したと結論付けられている。

 この裁判では、他に120人以上の被告が有罪判決を受けており、ヌドランゲタ関連の裁判では過去最大規模となった。

 カラブリア州出身のイアクインタ被告と父親は、判決が言い渡されると「ばかげている。恥だ」と叫んだ。弁護側は控訴すると明かしており、同被告は裁判所の外で報道陣に対し、「私は何もしなかったのに、彼らに人生を台無しにされた」と無罪を主張した。

「この4年間イヌのように虐げられてきた。家族、子供たちも同様だ。私は何もしていないのにだ」「家族はヌドランゲタが何なのかも知らなかった。彼らは何の罪もないのに私の人生を台無しにした」「私がカラブリア州出身だから有罪にしたが、私はW杯を勝ち取ったんだ。正義はわれわれに味方するだろう。きょうの判決は無効だ」

 イタリア代表として40試合に出場して6得点を記録しているイアクインタ被告は、キャリアのほとんどをウディネーゼ(Udinese)で過ごし、2007年にユベントスに移籍。同チームで6シーズンを過ごした後、2014年に現役を引退した。(c)AFP