【11月1日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は31日、パリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2018)を棄権すると発表し、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)の世界ランキング1位返り咲きが決まった。

 急きょセッティングされた記者会見でナダルは、「ここ数日、特にサーブを打つ時に腹筋の感触が良くなかった。医師にプレーしないほうがいいと勧められた」と明かした。

 パリ・マスターズで4度の優勝経験を誇るジョコビッチは、今大会で第1シードのナダルよりも良い成績を収めれば、2年ぶりに世界ランク1位の座を取り戻すことになっていた。

 今季はウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)と全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)を制した四大大会(グランドスラム)通算14勝のジョコビッチは、10月30日の初戦でジョアン・ソウザ(Joao Sousa、ポルトガル)に7-5、6-1でストレート勝ちして公式戦19連勝を飾り、幸先が良いスタートを切っている。(c)AFP