【11月4日 東方新報】中国国際放送局(CRI)によると、中国民政部が発表した最新のデータで、18年8月末時点の農村部の留守児童(両親が出稼ぎに出て農村部に残された子供)の数は、2016年に比べ22.7%減の697万人にまで減少した。

 民政部社会事務司の倪春霞(Ni Chunxia)副司長は10月30日、民生部の第4四半期の活動を報告する記者会見の中で、「留守児童が最も多い地域は四川省(Sichuan)の76万5000人。それから安徽省(Anhui)、湖南省(Hunan)、河南省(Henan)などの省の順に続いている。これらの省の留守児童の数は計484万4000人で、国全体の69.5%を占めている」と話した。

 留守児童たちの保護者になっているのは96%が祖父母で、児童の性別は男の子が54.5%、女の子が45.5%だ。

 留守児童が減少している理由について、倪副司長は「各地の政府による、Uターン起業家への優遇政策や、都市部に移住した児童に向けた現地の学校への入学促進などが効果を示している」と説明している。(c)東方新報/AFPBB News