【10月31日 AFP】米配車サービス「ウーバー(Uber)」は30日、料金が高騰する通勤や帰宅のラッシュ時でも低額利用が可能な月額サービス「ライドパス(Ride Pass)」を米国の5都市で開始した。競合配車サービス「リフト(Lyft)」も今月に入って月額サービスを始めており、共に通勤客獲得を目的としている。

 ライドパスの料金はオースティン(Austin)、デンバー(Denver)、マイアミ(Miami)、オーランド(Orlando)で14ドル99セント(約1700円)、ロサンゼルスで24ドル99セント(約2800円)。

 ライドシェアサービスの料金は需要により増減があり、例えば一般的に通勤ラッシュの時間帯より前の利用は価格が高騰する帰宅ラッシュ時の利用よりも安い料金で済む。

 ウーバーの商品担当であるダン・ビラン(Dan Bilen)氏はブログの投稿で、「ウーバー利用者からよく聞く要望の一つは料金の変動があるため予定が立てにくいということだ」「毎日の通勤がよくある例で、仕事に行く時は安い料金だったのに、帰りはまったく違っていたというような感じだ」と指摘した。

 一方、リフトは今月に入って月額299ドル(約3万4000円)で料金15ドル(約1700円)以内の乗車が30回可能というサービスを開始。ただ、1回の利用で料金が15ドル以上になった場合には利用者は差額を支払わなければならない。(c)AFP