【10月25日 AFP】オーストラリアのアマチュアゴルファーが、6700万分の1の確率といわれる1ラウンドで2度のホールインワンをメルボルンのゴルフコースで記録したと、25日に地元メディアが報じた。

 ジム・グラント(Jim Grant)さんは、豪キュー(Kew)郊外にあるグリーン・エーカーズ・ゴルフクラブ(Green Acres GC)で、他の競技者と世間話をしていたという理由で、11番で記録した1本目のホールインワンを見ていなかったと、オーストラリア放送協会(ABC)に明かした。

 グラントさんはABCに対し「8番アイアンで良いショットを打って、ボールが(カップ)近くまで飛んだと思った。それで、仲間の方を向いて『今のショットは近くまで行ったな』と声をかけたら、彼らが跳びはねていたんだ」と話し、「入るところは見逃したけど」と続けた。

 しかしわずか6ホール後の17番、グリーン左手前にバンカーが構える196ヤード(約180メートル)のパー3で、グラントさんは2度目のチャンスを手にした。

 グラントさんは「喜びのあまり飛びはね、少し大声を出してしまった。実に驚きだった」と話し、5番アイアンを使ったと付け加えた。

 保険会社によれば、アマチュアゴルファーがホールインワンを記録する確率は約1万2500分の1だという。さらに、同一ラウンド内でホールインワンを2度記録する確率は、約6700万分の1となっている。しかし、変数がかかわるため、数学者はその正確な数値に同意していない。

 グラントさんがその後、自身が決めた2本のホールインワンを受け、クラブハウスにいた全員にそれぞれ2杯の飲み物を振る舞ったかは明らかになっていない。(c)AFP