トランプ氏「メディアも敵意や攻撃やめよ」 パイプ爆弾事件めぐり注文
このニュースをシェア
【10月25日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は24日、バラク・オバマ(Barack Obama)前米大統領ら野党・民主党の関係者やCNNテレビのニューヨーク支局などにパイプ爆弾が相次いで送られた事件をめぐり、メディアに対して「絶え間ない敵意や誤った攻撃をやめる」よう求めた。
中西部ウィスコンシン州モサイニー(Mosinee)で開かれた選挙集会で、支持者らを前に語った。
これに先立ち、民主党幹部はトランプ氏が暴力に甘く、国民間に亀裂をもたらしていると批判していた。それを意識してか、トランプ氏は集会での演説を、公人は言葉遣いを抑制する義務があるという控えめな発言から始めた。
「政敵を不注意にも歴史上の悪人になぞらえるなどということは、誰もしてはいけない。これまではずっとそうだった」「公共の場で人を襲ってはいけないし、公共の物を破壊してもいけない」
その上でトランプ氏は「私たちの亀裂を修復し、国民を結びつけるためには、メディアも節度ある姿勢を示し、絶え間ない敵意、いつも否定的で、しばしば間違っている攻撃や話をやめる責任がある」と強調した。
CNNはトランプ政権に対する歯に衣着せぬ報道で知られ、再三トランプ氏の怒りを買っている。(c)AFP