【10月29日 AFP】女子テニス、WTAファイナルズ(BNP Paribas WTA Finals Singapore 2018)は28日、シンガポールで最終日が行われ、大会第6シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)が3-6、6-2、6-2で第5シードのスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)に逆転勝ちし、優勝を飾った。

 この日も接戦を強いられながら、2時間23分に及んだ試合を見事に逆転で制したスビトリーナにとっては、キャリア最大のタイトルとなった。全勝でWTAファイナルズを優勝するのは、2013年のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)以来となっている。

 今大会のスビトリーナは、攻撃的なスタイルで圧巻のプレーを披露。グループステージでは前年覇者のキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)をはじめ、ペトラ・クビトバ(Petra Kvitova)とカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova)のチェコ勢を破り、準決勝ではキキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)を倒した。

 今大会の結果を受け、順位を3つ上げて世界ランキング4位に浮上するスビトリーナは試合後、「非常に特別な瞬間。今週は最高のテニスができた」「シーズンを良い形で締めくくることができたし、大きな自信になる」と語った。

 敗れたスティーブンズは、初出場となった今回のWTAファイナルズに満足しているとしており、「望んだ終わり方ではなかったが、ここにたどり着くまで一生懸命に頑張ったし、自分の結果は誇りに思える」と話した。

 シーズン最終戦のWTAファイナルズは、5年間にわたり開催されたシンガポールに別れを告げ、次回からは中国・深セン(Shenzhen)で行われる。(c)AFP