餓了麼 vs 美団の「新小売」決戦始まる 中国のEコマース業界
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「スターセレクト」が網羅する地域は北京、上海、広州、深セン、杭州と天津だ。アプリは、ミシュランガイドを見るようなものだ。「スターセレクト」はプラットフォームに登録された200万を超えるアクティブ店舗情報を検索し、最終的には北京料理のレストラン「花家怡園(Hua’s Restaurant)」のようなトップクラスの店舗を「スターセレクト」店として選び出すのだ。
■見通しは明るいが、餓了麼の敵は手ごわい
「美団点評(Meituan Dianping)」は9月末、上期の財務データを公表。売上げ263億元(約4275億円)、前年同期比91.2%増と、「美団」は依然として高速成長段階にあることを示した。一方、アリババは上期売り上げ50億元(約813億円)足らずで、美団との差はますます広がるばかりだ。
■ニューリテール方式は伝統産業の整合を加速化
ローカルライフサービスの「戦場」は拡大し、伝統的産業間の壁が打ち破られ融合が進んでいる。アリババの「新小売」は、すでに飲食、家電、服飾、生鮮食品業などにまたがり、口碑と餓了麼を併合することで、「新小売戦場」の整合がさらに進むという。
王磊CEOは、「2020年には中国の出前消費は現在の年間約3000億元(約4兆9000億円)から8720億元(約14兆1400億円)まで増加すると見込まれ、飲食業を含むローカルライフサービス業は巨大な発展の余地が残されている」と語った。
このため、アリババは餓了麼を傘下のニューリテールビジネスの整理統合を行い、生鮮食品のアプリ「盒馬(カバ)鮮生(Hema Xiansheng)」、台湾系スーパーマーケットの「大潤発(RT-Mart)」、フランス系スーパーマーケットの「欧尚(AuchanRetail SA)」などを含む実体店舗の小売りプラットフォームを餓了麼傘下の「蜂鳥(Feng Niao)物流に組み入れ、アリババのニューリテールの中の都市内物流のカギとしようとしている。
アリババは確かに、餓了麼に新しい顧客を引っ張ってきたが、美団も同じようにテンセント系の微信、QQなどのツールを持ち、2社の力は均衡しているように見える。
注目されるポイントは、アリババの新しいローカルライフサービスが、さらに広範囲のビジネスを取り込むことができる点だ。業界内では、「盒馬鮮生」、シェア自転車の「哈羅単車(Haluo Danche)」や旅行サービスの「飛猪(Fliggy)」などの関連プラットフォームが、アリババのローカルライフサービスの中に吸収される可能性があるため、アリババが提唱する「3キロ以内の生活圏」の整備が進めば、真正面から美団と戦う構図になると分析している。(c)東方新報/AFPBB News
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