「大きな疑問」に答えるホーキング博士の遺作、ロンドンで出版イベント
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■ホーキング博士の答え
- 人類は「絶滅」を回避するために、いずれ地球を去らざるを得なくなる。
- コンピューターは100年以内に人類の知能を超えるだろう。われわれはコンピューターの目的を人類の目的と確実に一致させておかねばならない。
- 人類は精神と肉体の質を高めなければならなかったが、遺伝子組み換えによって膨大な記憶力と病気への抵抗力を身に付けた超人間たちが、他者を危険にさらすことになるだろう。
- 気候変動の現実を人間が認識したとき、既に手遅れになっているだろう。
- 神は存在しないし、死後の世界が存在することを示す信頼すべき証拠はない。だが、人々はそれらの影響や遺伝子を通じて生き続けていけるだろう。
- 今後50年以内に、人類はどのように生命が誕生したのか理解することができる。宇宙のどこかで生命の存在を発見できるかもしれない。
「さまざまな問題に地球規模で取り組まなければいけない時代に、私たちの思考が著しく地域単位へと縮小していくことを、父は心から心配していました」とルーシーさんは語る。ホーキング博士の遺作は団結と優しさを呼びかけて、人類を再び一つにまとまれるようにするものだという。
出版イベントの最後に、音声合成装置で発声した博士の声によるナレーションがついた映像が会場に流れた。父親の声を耳にしたルーシーさんは「とても感動しました。涙があふれてきて前を見ていられなかった」とAFPに語った。(c)AFP/Robin MILLARD