【10月14日 AFP】(更新)アフガニスタン北東部タハール(Takhar)州で13日、今月20日に投票が行われる下院選の立候補者の集会の会場付近でバイクに仕掛けられていた爆弾が爆発し、少なくとも22人が死亡した。当局が14日、発表した。

 タハール州知事のスポークスマンはAFPに対し、女性候補のナズィファ・ユースフィービーク(Nazifa Yousefibek)氏の選挙運動中に爆発が起きたと語った。「爆弾はバイクに仕掛けられ、ユースフィービーク候補が選挙集会を開いていたテントの裏で爆発した」という。

 犠牲となった22人、および負傷者36人の大半は民間人だという。

 ただ、同州の保健当局者は死者数を23人としている。

 内務省副報道官によると、ユースフィービーク候補にけがはなかった。犯行声明は今のところ出ていない。

 アフガニスタンでは下院選挙に関連した襲撃事件で、ここ数か月間に数百人の死傷者が出ている。20日の投票を前に武装勢力の攻撃はさらに増えると予想されている。

 投票延期が繰り返された下院選挙には2500人超が立候補している。アフガニスタンの選挙委員会によると、これまでに少なくとも9人の候補者が死亡している。(c)AFP