【10月14日 AFP】男子テニス、上海マスターズ(2018 Shanghai Rolex Masters)は13日、シングルス準決勝が行われ、大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-2、6-1で第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)に圧勝し、決勝進出と世界ランク2位への浮上を決めた。

 キャリア1000試合目を見事な勝利で飾ったジョコビッチは、15日に更新される世界ランキングで、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を抜いて2位に上がることが決まった。

 このまま今年中にけがのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)も抜いて1位に復帰することも狙っているが、この試合を見る限り、実現の可能性は十分にある。このところ圧巻のテニスを見せているジョコビッチは、この日も若手のホープ、ズベレフに厳しいレッスンを施し、ツアー17連勝を飾った。

 1月に受けた肘の手術からの復帰後、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)と四大大会(グランドスラム)を制しているジョコビッチは、「この大会でランク2位に上がれることも、すごく大きな成果だ。今年前半の4か月か5か月や、手術のことを考えればね。今の自分は、4か月前とは正反対のところにいる」と話した。

 ジョコビッチは決勝で、フェデラーを破った第13シードのボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)と対戦する。(c)AFP/Peter STEBBINGS