【10月13日 AFP】サッカー国際親善試合が12日、各地で行われ、ブラジルは敵地の蒸し暑い夜に好パフォーマンスを見せられなかったものの、苦しみながら2-0でサウジアラビアに勝利した。

 前半終了間際、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)に所属するガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)が先制ゴールをマークすると、後半アディショナルタイム6分にはネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)のCKにアレックス・サンドロ(Alex Sandro)が頭で合わせ追加点を挙げた。

 ブラジルは16日に、最大のライバルであるアルゼンチンとの対戦を予定している。リオネル・メッシ(Lionel Messi)を休養で欠くアルゼンチンは、11日の試合でイラクを4-0で下している。

 ブラジルは6分、サウジアラビアに先制のチャンスを与えるもカゼミーロ(Casemiro)のクリアでなんとかしのぐなどこの一戦で輝きをみせることができず、16日にサウジアラビア・ジッダ(Jeddah)で行われる大一番ではより懸念されることになるだろう。

 先月2-0で勝利した米国戦、そして5-0で勝利したエルサルバドル戦の両方を欠場していたジェズスは43分、ゴールという形でチームへの復帰を祝った。

 枠をとらえたヘディングシュートを放つも、GKモハメド・アル・オワイス(Mohammed al-Owais)の好セーブにはばまれていたジェズスだったが、43分にはネイマールのお膳立てからゴールを決めた。

 ネイマールはその後、見事なパスをトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に所属するルーカス・モウラ(Lucas Rodrigues Moura da Silva)に通すも追加点にならず、さらにその数分後には自身がペナルティーエリアのすぐ外側からシュートを打ちゴールに迫ったが、これも得点にはつながらなかった。

 試合終了の10分前にはリシャルリソン(Richarlison)にプレッシャーをかけられたアル・オワイスがペナルティーエリアの外でハンドして退場となり、サウジアラビアは残りの時間を10人で戦うことになった。(c)AFP