【10月10日 AFP】英ロンドンに本部を置く国際レコード産業連盟(IFPI)は9日、消費者の86%がオンデマンド型のストリーミングサービスを通じて音楽を聴いており、消費者が音楽を聴く時間の47%は動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」に充てられているとの報告書を発表した。

 報告書によるとストリーミングで音楽を聴く時間の52%は動画視聴に充てられており、音楽ストリーミング配信大手スポティファイ(Spotify)や音楽共有サービスのサウンドクラウド(SoundCloud)にとっての課題となっている。

 ただ、ユーザー1人当たりの年間の推定収益額はスポティファイが20ドル(約2260円)であるのに対し、ユーチューブは1ドル(約113円)にも満たないという。

 IFPIは今年4月、ストリーミングサービスをはじめとするデジタルでの売り上げが史上初めて音楽売り上げの最大の収益源になったとする報告書を発表した。(c)AFP