【10月10日 AFP】米フェイスブック(Facebook)傘下の写真共有サイト、インスタグラム(Instagram)は9日、インターネット上のいじめへの新たな対策を発表した。人工知能(AI)によって攻撃的な内容の写真をスキャンする機能などを追加する。向こう数週間でサービス全体に導入する見通し。

 これに先立ち、ネットいじめの被害者はソーシャルメディア企業による対策が不十分だと感じているとした調査結果が公表され、親会社のフェイスブックも嫌がらせ防止対策を強化していた。

 インスタグラムのアダム・モッセリ(Adam Mosseri)最高経営責任者(CEO)はブログへの投稿で、AIを使っていじめの兆候を察知し、自動的に送られたそのコンテンツをスタッフがチェックする仕組みを導入すると説明。この措置によって「これまでよりもはるかに多くのネットいじめを特定し、排除できるようになる」としている。

 インスタグラムはこのほか、ユーザーがフィードやプロフィールに書き込まれたいじめの言葉を特定し、非表示にできるフィルター機能を、ライブ動画のコメント欄でも使えるようにした。(c)AFP