【10月9日 AFP】18MLBは8日、プレーオフの地区シリーズ(5回戦制)が各地で行われ、昨季のワールドシリーズを戦ったア・リーグのヒューストン・アストロズ(Houston Astros)と、ナ・リーグのロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)がそれぞれ敵地で相手を粉砕し、リーグ優勝決定シリーズに進出した。

 ジョージ・スプリンガー(George Springer)が2本のソロ本塁打を放った王者アストロズは、クリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)に11-3で圧勝し、シリーズ3連勝のスイープを達成した。今シリーズでは、インディアンス打線を3試合で計13安打、6得点に抑えた。

 アストロズはワールドシリーズ進出を懸けたア・リーグ優勝決定シリーズで、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)とニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の勝者と対戦する。

 一方のドジャースは、マニー・マチャド(Manny Machado)が適時二塁打と3点本塁打を放つ活躍を見せ、アトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)に6-2で快勝。シリーズを3勝1敗で勝ち抜き、ミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)とのナ・リーグ優勝決定シリーズに進出した。

 ドジャースが初回にマチャドの適時打で先制したのに対し、ブレーブスは4回に代打のカート・スズキ(Kurt Suzuki)が左翼に2点適時打を放って逆転に成功した。

 しかしドジャースは6回、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)時代の2011年にワールドシリーズ最優秀選手(MVP)に選出された代打のデビッド・フリース(David Freese)が、中堅への2点適時打を記録して3-2と再びリードを奪った。

 7回には、マチャドがブレーブスの中継ぎ投手チャド・ソボトカ(Chad Sobotka)から左翼フェンス超えの3点本塁打をたたき出し、6-2とリードを拡大したドジャースは、8回に前田健太(Kenta Maeda)がブレーブスの反撃を抑え込むと、クローザーのケンリー・ジャンセン(Kenley Jansen)が9回を締めくくった。

 昨年のワールドシリーズでは、アストロズが第7戦でドジャースを退けて球団史上初の優勝を果たしたが、それ以降両軍の対戦はない。(c)AFP