【10月9日 AFP】男子テニス、上海マスターズ(2018 Shanghai Rolex Masters)は8日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク38位のニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)は6-4、4-6、3-6で同104位のブラッドリー・クラーン(Bradley Klahn、米国)に敗れた。

 かんしゃくを起こしやすい気性で知られる23歳のキリオスは、予選勝者のクラーンに番狂わせを喫し、この大会では3年連続での初戦敗退となった。

 キリオスはテニスの才能に恵まれながらも激高しやすく、上海ではこれまで多くの問題を起こしている。昨年大会の1回戦では、観客からやじやブーイングを浴びる中で試合を途中棄権するなどして罰金を科された。さらに、2年前にも観客と口論になるなどしてポイントを失った揚げ句に試合にも敗戦。このときも罰金と出場停止処分の制裁を受けている。

 その他では、四大大会(グランドスラム)通算3勝を誇るスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)が、大会第13シードのボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)に6-4、4-6、3-6で敗れて早くも姿を消した。

 故障を抱えている33歳のワウリンカを撃破したチョリッチは、2回戦でクラーンと対戦する。(c)AFP