本格転向3戦目のファラーがシカゴ・マラソン優勝、大迫3位
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【10月8日 AFP】シカゴ・マラソン(Bank of America Chicago Marathon 2018)が7日に行われ、モハメド・ファラー(Mohammed Farah、英国)が2時間5分11秒で男子の部を制した。大迫傑(Suguru Osako)が2時間5分50秒で3位に入った。
雨が降る肌寒いコンディションの中、自身3回目のフルマラソンに臨んだファラーは、2位のモジネット・ゲレメウ(Mosinet Geremew、エチオピア)に13秒差、大迫に約40秒差をつけて優勝。こぶしを突き上げ、沿道のファンに投げキスを送りながらフィニッシュしたファラーは、「1位でゴールするのは最高の気分だった」と話した。
ファラーは2012年のロンドン五輪と2016年のリオデジャネイロ五輪で、5000メートルと1万メートルの2大会連続2冠を達成し、2017年からマラソンに本格挑戦しているが、長距離での強さがまだまだ健在であることを見せつけた形となった。
ファラーは3位に入った4月のロンドン・マラソン(London Marathon 2018)で出した英国記録と自己ベストの2時間6分21秒を大きく更新するだけでなく、ソンドレノールスタッド・モーエン(Sondre Nordstad Moen、ノルウェー)が昨年12月の福岡国際マラソン(2017 Fukuoka International Open Marathon Championship)で出した2時間5分48秒の欧州記録も更新した。英国選手のシカゴ・マラソン優勝も、1996年大会のポール・エバンス(Paul Evans)氏以来となる。
女子の部では、ケニアのブリジット・コスゲイ(Brigid Kosgei)が2時間18分35秒のこちらも自己ベストで優勝した。エチオピアのロザ・デレジェ(Roza Dereje)が2時間21分18秒で2位に、同じくエチオピアのシュレ・デミゼ(Shure Demise)が2時間22分15秒で3位に入った。優勝賞金は男女ともに10万ドル(約1100万円)となっている。(c)AFP