【10月7日 AFP】18F1第17戦日本GP(Japan Grand Prix 2018)は7日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)がポールトゥウィンを飾り、通算5度目のドライバーズ選手権制覇に近づいた。ハミルトンはここ7戦で6度目の優勝となった。

 レースを牛耳り、チームメートのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)とともにワンツーを飾ったハミルトンは、今季残り4戦となる中で総合争いで2位につけるフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)に67ポイント差をつけた。

 ハミルトンは、第18戦米国GP(United States Grand Prix 2018)で優勝を飾った上で、ベッテルが2位に入れなければ総合制覇が決まる。

 自身5回目の鈴鹿優勝と、今季9勝目を達成したハミルトンは、「メルセデスのワンツーフィニッシュができて最高だし、僕らの本当の底力を見せることができた」とコメントした。

 そして自身のマシンを指しながら、「次のオースティン(Austin)でこの獣を解き放つときが待ち遠しいよ。僕らはシーズンを通してチームとしての強さを増してきたけど、それも一歩ずつやってきた結果だ」と話した。

 ベッテルは、最終的に3位に入ったレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)との接触もあり、優勝の望みがついえた。

 優勝の現実的な可能性を残すには、この大会で優勝するしかなかったベッテルは、8番グリッドからスタートすると、8周目でフェルスタッペンとマシンが接触した。火花が飛び散る中でマシンがスピンし、19位まで順位を落としたベッテルは、なんとかレースを続行して最後は6位でフィニッシュしたものの、年間優勝の望みはほとんどなくなった。

 レッドブルのダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が15番手スタートから4位に食い込み、続けてフェラーリのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が5位に入った。チームもベッテルに2ポイントを上積みさせるために、2台の入れ替えを指示するようなことはしなかった。

 以下、入賞圏内は7位がフォースインディア(Racing Point Force India)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)、8位がハース(Haas F1 Team)のロマン・グロージャン(Romain Grosjean)、9位がフォースインディアのエステバン・オコン(Esteban Ocon)、10位がルノー(Renault)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)という結果になった。(c)AFP