【10月5日 AFP】イタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)に所属するアルカディウシュ・ミリク(Arkadiusz Milik)が、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)のリバプール(Liverpool FC)戦を終えて自宅に戻る際、拳銃を突きつけられる強盗被害に遭った。4日に警察当局が発表した。

 4日午前2時頃、24歳のミリクがナポリ(Naple)から20キロメートル西に位置するドミティアン海岸(Domitian Coast)近くにあるヴァルカントゥロ(Varcaturo)の自宅に向けて車を運転していると、大型バイクに道をふさがれ停車を余儀なくされた。

 するとヘルメットで顔を完全に覆っていた2人の襲撃者はミリクの車に近づき拳銃を突きつけ、7000ユーロ(約91万円)相当のロレックス(Rolex)の時計「デイトナ(Daytona)」を渡すよう指示した。

 通信社AGIによれば、強盗は一目散にリコラ(Licola)という田舎町の方向に向かったと警察は話しているという。動揺から立ち直ったミリクは事件発生を伝えるため、すぐに最寄りの警察署に向かった。

 イタリア南部では、プロサッカー選手を狙った襲撃が頻繁に発生している。

 イタリア代表のロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)は2016年に宝石や現金、高級腕時計を奪われており、14年にはナポリの主将であるマレク・ハムシク(Marek Hamsik)も同都市の中心部で拳銃を向けられ強盗の被害に遭っている。(c)AFP