米政治書籍の売り上げにトランプ氏が貢献? 支持派・反支持派ともに関心高まる
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■トランプ氏の批判的なコメントも宣伝に
政権の内幕を暴いた過去の書籍は通常、その政権が終わった後に出版されてきた。情報提供者がより自由に発言でき、より広範囲な歴史的展望を見出すことができるからだ。
だが政治や歴史に関する何冊ものベストセラーを世に送り出しているジョン・ミーチャム(Jon Meacham)氏は、米ニュース専門局MSNBCのインタビューで「トランプ氏は、かつてないほどにすべてのスピードを上げた」「まるで私たちは、ホワイトハウス内の出来事を生中継するウェブカメラを持っているようだ」と話している。
トランプ氏本人も、自身の政権について終末論的な描き方をしているこれらの書籍について、ツイッター(Twitter)で批判的なコメントを連発することによってその宣伝に一役買っている。
米ニューヨークの公共図書館で「FEAR」を借りるため長い予約リストに登録した一人、マリアンヌ・エリオットさんは「人々は(ホワイトハウスの内部が)いかにひどいことになっているのか、知りたいんだと思う」と話した。
ウッドワード氏やウォルフ氏らの成功には遠く及ばないものの、トランプ氏を好意的に描いた何冊かの書籍も、同氏自身の宣伝もあって売り上げを伸ばしている。
「非常に分断された私たちの社会の中で、人々は自らの政治的情熱にかられて、どの本を読んだり購入したりすべきか決めている」とコーン氏は話す。
トランプ氏が出版業界に与えた影響は、こうした最近のベストセラーだけにとどまらない。偽情報やプロパガンダによって人々を操る全体主義体制を描いた「1984年(原題:1984)」や「華氏451(原題:Fahrenheit 451)」といった書籍も今、再び人気を集めている。
政治を題材にした書籍に対する急激な関心の高まりがピークに達するのは、まだこれからのようだ。
今月2日には、マイケル・ルイス(Michael Lewis)氏著「The Fifth Risk」やワシントン・ポスト記者のグレッグ・ミラー(Greg Miller)氏著「The Apprentice」、トランプ氏と性的関係にあったとされるポルノ女優ストーミー・ダニエルズ(Stormy Daniels)さん著「Full Disclosure」なども、書店の店頭に並んだ。(c)AFP/Thomas URBAIN