【10月3日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、2季連続でファイナルMVPに輝いているゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のケビン・デュラント(Kevin Durant)が2日、ウォリアーズは家のようだと居心地の良さを口にしながらも、来年にフリーエージェント(FA)になった後はどうなるか分からないと認めた。

 30歳となったデュラントは、今はカリフォルニアになじんでいるが、2019年の選択肢は広く持っておきたいと考えている。来季はフリーエージェントとなる大物が多く、デュラントもその一人。ライバル球団から関心が集まるのはほぼ間違いない。

 オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)から2016年に加入したデュラントは、米スポーツ専門チャンネルESPNに対して、加入後2年連続でNBAチャンピオンになるなどしたウォリアーズでの充実ぶりを強調しながら、次のように話した。

「ここでプレーしたいと思える、まさにそんな場所だし、居心地はとても良い。家にすごく近い、くつろげる場所だ」「ここが自分の居場所だと感じるし、チームに溶け込めていて、みんなと良くなじんでいると感じる」

「そうは言っても、次の夏に何が起こるかは分からない。だけど、自分がこのチームの一員だと心から感じている。ここではバナーを2枚手に入れて、自分の写真があちこちに飾られているのを見ると、この場所の一部になったのを感じる。それでも結局のところ、人は今という瞬間を生き続けるしかないんだ」

 デュラントにとっては、ウォリアーズ王朝の維持に貢献することが目下の目標になる。チームはここ4シーズンで3回ファイナルを制し、10月下旬に始まる新シーズンでも、再び優勝する可能性は高いと目されている。

「僕たちは一瞬一瞬を大切にすることを目指している」「チャンピオンになるなんて言うつもりはまったくない。ただ目の前のことに集中し、きょう良い練習をして、あしたも良い練習をして、そして最後に結果がどうなるかを見てみるだけだ」 (c)AFP