【10月3日 AFP】男子テニス、楽天ジャパンオープン(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2018)は2日、シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)はジャン・レナード・ストラフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)に6-3、4-6、6-7(1-7)で屈し、まさかの初戦敗退となった。

 全米オープンテニス(The US Open Tennis Championships)で優勝経験を持つチリッチは、最後は正確なドライブボレーで第1セットを奪うなど完全に主導権を握ったとみられたが、突如としてストラフに勢いが出たことで、あっという間に状況は一変した。

 世界ランキングで自身より50ランク下の56位につけるストラフに第2セットを奪われ、試合を振り出しに戻されたチリッチだが、最終セットでは相手の足元で急激に沈むバックハンドでブレークに成功。

 ゲームカウントを3-2とし、いつも通りのプレーを見せ始めたかに思われたが、再びストラフの反撃に遭って決着をタイブレークに持ち込まれると、最後はこの日9本目のサービスエースを決められ、逆転負けを喫した。

 2時間20分で勝利したストラフは2回戦で、ダミアー・ジュムホール(Damir Dzumhur、ボスニア・ヘルツェゴビナ)との消耗戦を4-6、6-3、6-3で制したジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)と対戦する。

 また、ダニエル太郎(Taro Daniel)は1-6、3-6で第5シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)に完敗した一方、四大大会(グランドスラム)通算3勝のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)はテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)に6-3、6-4、第8シードのリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)はデニス・クドラ(Denis Kudla、米国)に7-6(10-8)、6-3で勝利し、2回戦に進出している。(c)AFP