【10月4日 Xinhua News】中国四川省の成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地で28日、今年生まれのジャイアントパンダの赤ちゃん12頭のお披露目イベントが行われた。

 同日午前10時、基地内にある「太陽」分娩室のイベント会場に、赤ちゃんパンダ7頭からなる「太陽天団」が飼育員に抱えられて登場。五線譜が書かれたマットの上に1頭ずつ腹ばいになった。白黒模様のパンダが五線譜上で寝そべる姿はまるで音符のようで、元気いっぱいでかわいい赤ちゃんパンダによる見事な「音楽会」が訪れた人々を楽しませていた。

 成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地動物管理部 呉孔菊(ご・こうきく)科長

 現在、「太陽」分娩室には7頭、「月」分娩室には5頭の赤ちゃんパンダがいます。今年最初の赤ちゃんの誕生は5月20日で、最後は8月4日となっており、どちらの赤ちゃんも「月」分娩室で見ることができます。赤ちゃんたちは現在快適に暮らしており、健康状態も良好で、食事や活動、精神状態、成長状況のいずれも正常です。みなとても健康で、8月4日に生まれた一番小さい赤ちゃんも屋外で太陽に当たったり、観光客の前に現れたりしています。これはとてもいいことです。

 【解説】同基地では今年、9頭の母親パンダが繁殖に成功し、日本で生まれた1頭を含め13頭の赤ちゃんが誕生。現在、基地内には195頭が生息し、世界最大の人工繁殖パンダ移動個体群を形成している。(c)Xinhua News/AFPBB News