【10月8日 AFP】男子テニス、楽天ジャパンオープン(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2018)は7日、シングルス決勝が行われ、大会第3シードの錦織圭(Kei Nishikori)は2-6、4-6で予選勝者のダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)に敗れ、3回目の大会優勝はならなかった。

 2012年、2014年に続くタイトルを目指した錦織は、ここまで1セットも落とさずに勝ち上がり、優勝への期待もかなり高まっていたが、この日は世界32位というランキング以上のプレーを見せたメドベージェフに圧倒され、わずか63分で一方的に敗れ去った。

 錦織はバックハンドを外して早々にブレークを許すと、最後はダブルフォールトであっさり第1セットを奪われた。第2セットも調子は上がらず、自信を深めた大柄な相手のサービスを破るチャンスを見いだせないままミスを連発し、金星を献上した。

 錦織は2年前のメンフィス・オープン(Memphis Open 2016)以来となるキャリア12勝目が遠い状況が続いており、手首のけがからの復帰後の初優勝もお預けになった。

 一方のメドベージェフにとっては、これが自身通算3勝目。ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)やピート・サンプラス(Pete Sampras)氏といったそうそうたる顔ぶれが名を連ねるジャパンオープンの優勝者リストに仲間入りを果たした。(c)AFP