【9月30日 AFP】男子テニス、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が29日、深センオープン(Shenzhen Open 2018)のシングルス準々決勝で足首を負傷したとして、次週の中国オープン(China Open 2018)を欠場すると発表し、シーズンを予定より早く打ち切ることが決まった。

 1月に股関節の手術を受けたマレーは、深センオープン2回戦で世界11位のダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)を下し、6月の復帰後では最高の勝利を手にしていたが、28日に行われた準々決勝ではベテランのフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)に4-6、4-6で敗れた。

 現在世界ランキングで311位につけるマレーは当初、けがに苦しんできた体を最高のコンディションに戻すためにスケジュールを慎重に管理しているとして、中国オープンが今季最後の大会になると話していた。

 29日にコメントを発表した31歳のマレーは「中国オープンを欠場することになり非常に残念」「2年前に優勝した北京に戻ってくることを心待ちにしていた」「昨夜の深センの試合で足首を痛めてしまい、来週は戦えなくなってしまった」と述べた。

 30日から開幕する中国オープンは、けがで欠場するラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)をはじめ、世界3位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)もワイルドカード(主催者推薦)を辞退するなど、トップ選手の多くが不在の状況となっている。(c)AFP