【9月28日 東方新報】中国ではインターネットセールが実施される11月11日を控え、宅配企業の多くが配送料の値上げに動いている。

 中秋節(9月22日~24日)期間、大手の中通快逓(ZTO Express)、韵達速逓(Yunda Express)、圓通速逓(YTO Express)が一部地区での配達料値上げを相次いで発表した。

 業界関係者は、「宅配需要は中東部の大都市に集中し、負担が重くなっている」と述べた。

 これまでも宅配企業は11月11日の前に配達料を上げてきた。2015年には中通快逓、韵達速逓、圓通速逓、申通快逓(STO Express)など大手が一斉に、1件当たりの最低配達料を2元(約33円)に値上げした。

 17年は11月11日だけで、ECプラットフォームで8億5000万件の配送注文が発生した。今年はさらに増える見込みで、少額の値上げであっても、企業の業績には大きく影響する。(c)東方新報/AFPBB News