【9月21日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)は20日、第1節が各地で行われ、グループEのアーセナル(Arsenal)はピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)の2ゴールなどで4-2とボルスクラ・ポルタバ(Vorskla Poltava)に勝利した。

 オーバメヤンは、イングランド・プレミアリーグでは5試合に先発しわずか1得点と最高潮の状態ではないが、ホームでのこの試合では32分に先制点を奪った。

 アーセナルは後半開始直後にダニー・ウェルベック(Danny Welbeck)が追加点を挙げると、その後オーバメヤンがカーブのかかったシュートで3点目を決め、メスト・エジル(Mesut Ozil)も得点したが、終盤に集中力を失って2失点を喫した。

 試合後、オーバメヤンは英BTスポーツ(BT Sport)に対し「前半と後半の最初の方はうまくプレーできたと思う」とコメントしている。

「まだ改善しなければならないし、きょうのように試合終盤に失点しないように戦っていきたい」

 一方、グループLではプレミアリーグで首位を走るチェルシー(Chelsea)がPAOK FCと対戦。敵地トゥンバ・スタジアム(Toumba Stadium)で7分にウィリアン(Willian Borges da Silva)がゴールを奪うと、これが決勝点になり白星スタートを飾った。

 この試合ではエデン・アザール(Eden Hazard)が疲労を訴え登録メンバーから外れたが、マウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は強力なメンバーを起用し、チェルシーは開幕から続く公式戦での連勝記録を6にまで伸ばした。

 サッリ監督は試合後、「われわれは90分を通して試合をコントロールし、チャンスも多く作った。それらを外してしまったが、勝ち点3を獲得できたこと、そして選手たちがみせたパフォーマンスには非常に満足している。ただ、結果にはそれほど納得はしていない」と話した。

「試合を決めきれるときに、決めきらなければ」

 スティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)監督率いるグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)は、2010-11シーズン以来となった欧州大会で見事な振る舞いをみせ、敵地でビジャレアル(Villarreal CF)と2-2で引き分けた。

 レンジャーズはキックオフから60秒もたたないうちにカルロス・バッカ(Carlos Bacca)に得点を許す悲惨なスタートを切ったが、67分にダニエル・カンデイアス(Daniel Joao Santos Candeias)のクロスにスコット・アーフィールド(Scott Arfield)が合わせ試合を振り出しに戻した。

 ビジャレアルはジェラール・モレノ(Gerard Moreno)の得点ですぐに逆転するも、カイル・ラファティ(Kyle Lafferty)が再度同点に追い付くゴールを決め、レンジャーズが手堅いスタートを切った。