【9月19日 AFP】子どもの支援を専門とする国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン(Save the Children)」は19日、内戦が続くイエメンで食料や燃料の価格が高騰し、500万人以上の子どもが飢餓の脅威にさらされていると明らかにした。

 セーブ・ザ・チルドレンは最新の報告書で、戦闘の激化により同国西部の港湾都市ホデイダ(Hodeida)への支援物資輸送が滞っており、かつてない規模の飢饉に発展する恐れがあると指摘。

 同NGOによると、輸送費の高騰などにより新たに100万人の子どもが飢餓に陥る危険がある状態となり、飢餓に直面する子どもは合わせて520万人に達したという。

 イエメンでは2014年以降、サウジアラビア主導の連合軍が支援するアブドラボ・マンスール・ハディ(Abedrabbo Mansour Hadi)暫定政権とイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装組織「フーシ派(Huthi)」の対立による内戦が泥沼化している。(c)AFP