【9月17日 AFP】18-19イタリア・セリエAは16日、第4節の試合が行われ、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が移籍後初得点を含む2ゴールを挙げたユベントス(Juventus)はサッスオーロ(US Sassuolo)を2-1で下し、開幕4連勝を飾った。

 スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)から移籍金1億ユーロ(約132億円)で鳴り物入りでユベントスに加入したロナウドは、50分にゴール前の混戦から移籍後初ゴールをマークすると、65分にはカウンターからエムレ・ジャン(Emre Can)のパスに抜け出してこの日2点目を挙げ、チームを勝利に導いた。ユベントスは2位ナポリ(SSC Napoli)との勝ち点差を3とした。

 試合後、ロナウドは「うれしいよ。ハードワークをしていたし、ゴールはそのうちやってくると分かっていた」「チームメートに感謝している。彼らは僕を支えてくれたし、イタリアのサッカーに適応させてくれた」とコメントしている。

 レアルで歴代最多得点記録を樹立したロナウドは、その後迎えた2つの決定機を逃してゴールポストを蹴りフラストレーションをあらわにした。「これがサッカーだ。重要なのはチームが勝つこと。レアル・マドリードから移籍していろいろなことを言われたし、ゴールを決められず大きな期待が寄せられていたので少し張り詰めていた。一貫してサポートしてくれたチームメートに礼を言いたい」

 バロンドール(Ballon d'Or)に通算5度輝いているロナウドを補強したユベントスは、19日にバレンシア(Valencia CF)とのグループリーグ初戦を控える欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)で1996年以来の優勝を目指す。

 昨季の同大会で15得点を記録しているロナウドは「チャンピオンズリーグは大好きだ。とても難しいグループだが、僕らは自分たちがうまくやれると分かっている。ユーベは頂点に照準を合わせなければならない」と話した。

 この日の試合では終了間際のドウグラス・コスタ(Douglas Costa)の退場が物議を醸した。コスタはサッスオーロのフェデリコ・ディ・フランチェスコ(Federico Di Francesco)に対して唾を吐く様子がカメラに捉えられている。(c)AFP/Emmeline MOORE