【9月17日 東方新報】中国のインターネット配車サービスで業界首位の滴滴出行(Didi Chuxing)は、8日午後11時から1週間、毎日午後11時から翌日の午前5時まで、「快車(Didi Express)」「優歩(Uber)」「専車(Didi Premier)」などの配車サービス6種を暫時、停止した。深夜のサービス停止により、これまで深夜に滴滴のサービスをよく使っていた顧客にとっては、他の方式あるいは他のプラットフォームに切り替えるしかない。

 ほかの配車プラットフォームを使用した場合、南京(Nanjing)の市内では問題なく車を呼べるが、郊外ではなかなかつかまらない。郊外の白タクの運転手は、収入が倍増したと喜ぶ。

 記者は数日間、毎日午後11時以降に南京の新街口(Xinjiekou)や河西地区(Hexi)で配車サービスを体験してみた。9日の夜、博覧センター付近と新街口の付近でインターネット配車アプリの「美団打車(Meituan Dache)」を使って呼んでみた。美団は車両数が少ないせいか、あるいは呼ぶ人が多すぎるせいか、毎回3分間以上呼んでも応答は全くなかった。

 その他のアプリを使って試した結果、運転手の回答は早いのだが、同じ行先での見積もりは美団や滴滴よりかなり高めだった。例えば、新街口から河西まで、ディスカウント券を使わない場合、美団の価格は約40元(約650円)だったが、「神州専車(Shenzhou Zhuanche)」の価格は100元以上(約1630円)だった。