【9月13日 AFP】カナダに2年前に移住した西アフリカ出身の若い移民男性が、5か月の間に宝くじに2回当せんし、賞金総額350万カナダドル(約3億円)を手にした。

 この男性はウィニペグ(Winnipeg)に2年前に移住してきた、メレグ・メレグさん(28)。西アフリカ出身だが、出身国は明らかにしていない。

 メレグさんは4月に購入したスクラッチくじで150万ドル(約1億7000万円)を当て、その5か月後の先月再びスクラッチくじで200万ドル(約2億3000万円)を当てた。最初の150万ドルでは、妻と子どもたちのために新しい家を購入。今回手にした200万ドルでは、洗車ビジネスかガソリンスタンドの事業買収を考えている。それから「学校に通いたい」ともいう。

 カナダの宝くじを運営する非営利団体「ウェスタン・カナダ・ロタリー・コーポレーション(Western Canada Lottery Corporation)」から、賞金の使い道を聞かれたメレグさんは「英語のスキルとコミュニケーション力を向上させたい。それから例えば大工仕事のような役立つ能力を身に付けたい」と答えた。

 宝くじ運営者によれば、最初のスクラッチくじで当たる確率は90万分の1で、2回目は130万分の1だった。そして短期間のうちに2回大きな賞金を手にする確率については、計算するのが非常に困難だという。(c)AFP