【9月12日 AFP】 アフガニスタン東部ナンガルハル(Nangarhar)州で11日、自爆攻撃があり、68人が死亡、165人が負傷した。当局が12日、明らかにした。イスラム教の重要な祭日と選挙を控える同国では、各地で武装勢力による攻撃が相次いでおり、これまでに数百人の民間人や治安部隊の隊員が死亡している。

 犯行声明は出ていないが、事件が起きたナンガルハル州ではイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が活発な動きをみせている。さらに、同国で最近起きた自爆攻撃の大半は、ISによるものとされる。

 自爆攻撃が発生した際、現場となった同州の州都ジャララバード(Jalalabad)とパキスタンの主要な国境検問所を結ぶ幹線道路では、地元警察署長の任命をめぐる抗議活動が行われており、大勢のデモ参加者が道路を閉鎖していた。(c)AFP