【9月11日 AFP】昨季までスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)を率いていたジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏が、監督として近々新たな仕事に就く見通しであることを認め、指導者として復帰する可能性をほのめかした。

 ジダン氏は昨シーズン、レアルを欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の3連覇に導くと、そのわずか5日後に電撃辞任を発表した。

 昨季のスペイン1部リーグにおける成績は不本意なものであったが、ジダン氏は「チームが勝ち続ける」には変化が必要だったと述べ、その名声を高い状態に保ったままチームを離れた。

 ジダン氏をめぐっては、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督の地位が日に日に不確かなものになっているイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)が関心を寄せていると伝えられている。

 ジダン氏は9日、スペイン国営のRTVEテレビに対し、「間違いなく、近いうちに監督業に戻るだろう」「私はチームを指揮するのが好きだし、サッカーに人生の全てをささげてきたからね」と話した。

 ジダン氏は2014年にレアルのBチームであるカスティージャ(Real Madrid Castilla)を指揮し、2016年1月には解任されたラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)氏の後任としてトップチームの監督に就任した。

 就任の翌シーズンにはスペイン1部リーグのタイトルを獲得したが、昨季は国内で同様の成績を収めることができず、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)と勝ち点17差の3位で終えていた。(c)AFP