【9月8日 AFP】バスケットボール殿堂(Basketball Hall of Fame)は7日、2018年の殿堂入り式典を行い、米プロバスケットボール(NBA)でシュート力のあるPGとして活躍したスティーブ・ナッシュ(Steve Nash)氏や、1994-95シーズン新人王のジェイソン・キッド(Jason Kidd)氏ら13人が選出された。

 ナッシュ氏は、高校時代はカナダでプレーする無名選手でありながら、オールスターゲームに8回出場するまでになった人物。現役時代と変わらない見た目を維持するナッシュ氏は、選出のスピーチを「ここに来られるとは夢にも思わなかった」という言葉で始めた。

 リーグのアシスト王に5回輝いているナッシュ氏は、2004-05シーズンと2005-06シーズンに連続でレギュラーシーズン最優秀選手に選ばれた。またフリースロー成功率は歴代最高の90.4パーセントという数字を残した。

 オールスター10回選出のキッド氏は、19年のNBAキャリアで歴代通算2位のアシスト数とスティール数を積み重ね、2011年にはダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)でファイナル王者に輝いた。

 また、そのキッド氏と同点で1994-95シーズンの新人王に輝いたグラント・ヒル(Grant Hill)氏も殿堂入り。ヒル氏はNBAで7回オールスターに選出された。

 そのほかには、オールスター出場10回のレイ・アレン(Ray Allen)氏も殿堂入りを果たした。アレン氏は2008年にボストン・セルティックス(Boston Celtics)で、2013年にマイアミ・ヒート(Miami Heat)でNBA王者に輝き、また3ポイントシュート成功数歴代1位(2973本)の成績も残した。(c)AFP