【9月7日 CNS】中国・上海の自転車製造メーカー「上海鳳凰企業(集団)(Shanghai Phoenix Group)」は、業務提携のパートナーであるofoを相手取って提訴した。同社に対し、未返済金と違約金合わせて7000万元(11億4000万円)を支払うよう求めている。ofo側はこれに対して、なんら反応を示していない。

 上海鳳凰企業(集団)傘下の「上海鳳凰自行車」が公表したところによると、2017年、上海鳳凰自行車はofoの100%子会社の「東峡大通」と「自転車購入枠組み協定」を締結後、上海鳳凰自行車と東峡大通は多数の個別購入契約に調印。双方が確認したところ、提訴日の時点で、東峡大通は上海鳳凰自行車に対して 6815.11万元(約11億円)の未払い債務があるという。東峡大通の代表者は、ofoの創始者戴威(Dai Wei)氏だ。

 購入契約に基づき、東峡大通が債務と費用を返済しない行為は重大な契約違反であり、上海鳳凰自行車はすでに北京市第一中級人民法院に提訴した。上海鳳凰側は被告に対し商品代金6815.11万元(約11億円)を返済するとともに、原告側の延滞違約金186.52万元(約3040万円)、原告の弁護士費用、保証金など20万元(暫定約326万円)など、合わせて約7000万元余りを支払うよう求めている。

 東峡大通はシェア自転車の景気がまだ良かった17年5月、上海鳳凰自行車はofoと戦略的提携契約を締結し、契約締結日より12か月以内に、東峡大通あるいはその関連会社が上海鳳凰自行車に対し、総量500万台を下回らない自転車の購入計画を提示すると定めた。

 上海鳳凰は、「仮に2016年度の経営状況の下で契約に定めた500万台の買い付けが実行されれば、上海鳳凰に4000万元(約6億4600万円)の収益をもたらしていただろう」という。しかし、上海鳳凰自行車が公表した数字によると、1年後の今年5月までに、同社がofoの運営会社である「東峡大通」とその関連会社に対して納入した自転車製品は186.16万台で、売上げは6.37億元(約104億円)だった。

 実際の取引は当初の協定の4割にも達しておらず、同社の収益はわずか1000万元(約1億6200万円)程度でしかなかった。7000万元(約11億4000万円)を回収できていない現状では、同社は比較的大きな損失を蒙っている可能性がある。(c)CNS/JCM/AFPBB News