【9月6日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)は5日、男女シングルス準々決勝が行われ、錦織圭(Kei Nishikori)と大坂なおみ(Naomi Osaka)がそれぞれ準決勝進出を決め、日本人の男女選手としては史上初めて、同一の四大大会(グランドスラム)での4強入りを決めた。

 大会第21シードの錦織は2-6、6-4、7-6(7-5)、4-6、6-4で、2014年大会決勝で黒星を喫していた第7シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)を下した。錦織の全米準決勝進出は、14年と16年に続き通算3度目となった。

 第20シードの大坂は、その前に行われた一戦で6-1、6-1とレシヤ・ツレンコ(Lesia Tsurenko、ウクライナ)を一蹴した。20歳の大坂は、日本人女子選手としては1996年大会での伊達公子(Kimiko Date)氏以来となる、グランドスラム4強入りを果たしている。大坂のグランドスラム最高戦績は、今年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)での16強だった。

 錦織は次戦、元世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と、4回戦でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を下したジョン・ミルマン(John Millman、オーストラリア)の勝者と対戦する。

 一方で大坂は、昨年大会準優勝で第14シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)とカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro、スペイン)の勝者と準決勝で相まみえる。(c)AFP