【9月5日 AFP】豪Aリーグのメルボルン・ビクトリー(Melbourne Victory)に所属する本田圭佑(Keisuke Honda)は4日、サッカー選手に転向した元陸上男子短距離の王者ウサイン・ボルト(Usain Bolt)氏との対戦を楽しみにしているとし、実現すれば「最高」だとコメントした。

 ボルト氏は8月、同じAリーグのセントラルコースト・マリナーズ(Central Coast Mariners FC)とサインを交わし、クラブは五輪で8つの金メダルを獲得した同氏と10月のリーグ開幕までに選手契約を結びたいと考えている。

 カンボジア代表のゼネラルマネジャー(GM)を無償で務めている本田は、同国の首都プノンペンで行われた記者会見で、まさか史上最速の男と対戦する可能性が出てくるとは思いもしなかったと明かした。

 先月メルボルン・ビクトリーに加入した本田は、「このチームと契約したときは思いもしなかった」「もし彼と対戦することになれば最高だ」とコメント。セントラルコースト・マリナーズとメルボルン・ビクトリーによる今季最初の対戦は、11月11日に行われる。

 この日、カンボジア代表での初練習を終えた本田は、同国のピッチ上でのパフォーマンスを「修正、改善」させる計画について何度も繰り返し、「これまでの私の経験のすべてをカンボジア代表にささげたい。私のミッションは、カンボジアのサッカーを変えていくこと。もちろん簡単なことではないけれど」と話した。

 また、10日に予定されているマレーシアとの国際親善試合も楽観しておらず、「マレーシアは非常に良いチームでとても強いから、難しい試合になるだろう」と語った。(c)AFP