【9月5日 AFP】米国選抜と欧州選抜による男子ゴルフの対抗戦、第42回ライダーカップ(The 42nd Ryder Cup)で米国選抜の主将を務めるジム・フューリック(Jim Furyk)は4日、タイガー・ウッズ(Tiger Woods)、フィル・ミケルソン(Phil Mickelson)、ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau)の3人を推薦でメンバーに加えたと発表した。

 元世界ランキング1位のウッズは、もともとプレーをしない副主将として28日から30日にかけて仏パリで行われる同大会に参加する予定になっていたが、今年の復帰後の状態を受け、フューリックは四つある推薦枠の一つを同選手に与えることに決めた。

 フューリックは、背中の負傷で2016年と2017年の大半を棒に振っていたウッズについて「元気になってしっかりとプレーしている彼をまた見ることができ、われわれは皆興奮している」と述べ、「彼を自分たちのチームでプレーさせられるのは、自慢できるようなことだ」と付け加えた。

 2012年を最後にライダーカップを欠場していたウッズは、今シーズン初めに米国選抜の一員として同大会に参加することを目標に据えていたと明かし、「数年前には副主将を務めたが、信じられないほど素晴らしい経験だった。今年、再びプレーする名誉を与えられたのは、この上なく特別なことだ」と語った。

 また、メジャー通算14勝を誇る42歳は「年初からこのチームに入ることが目標の一つだった。ジムから連絡をもらい、副主将をやれるか尋ねられると『もちろんだ』と答えた」「しかし、このチームに入りたかったというのが本心だ。本当にプレーしたかった。シーズン終盤の目標だったし、一年が進む中で何とか好成績を収められていたが、驚くことに今こうしてこのチームにいる」と続けた。

 これが自身8度目のライダーカップ出場となるウッズのほか、ベテランのミケルソンと好調のデシャンボーも、フューリックが発表した推薦メンバーに名を連ねた。主将推薦のもう一人は来週発表される予定となっており、トニー・フィナウ(Tony Finau)が最有力とみられている。(c)AFP