【9月4日 AFP】ナイジェリア軍当局筋は3日、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」が先月30日に同国北東部ボルノ(Borno)州の軍事基地を襲撃し、兵士48人が死亡したことを明らかにした。

 ボコ・ハラムの戦闘員数十人が同州ザリ(Zari)村にある基地にトラックで乗り付け、激しい戦闘の末に同基地を一時制圧したという。

 ナイジェリア北東部で2009年から反乱を起こしているボコ・ハラムはここ数か月、軍事目標への攻勢を強めている。専門家らはボコ・ハラムの攻撃は高度化され、より計画的になっていると指摘している。

 軍はボコ・ハラムに対し優位に立っていると主張しているが、兵士らが過重な治安任務で崩壊寸前だと抗議する状況にもなっており、ボコ・ハラムが再び勢力を強める一方で軍の対応能力に疑念も生じている。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR