【9月3日 AFP】18-19イタリア・セリエAは2日、第3節の試合が行われ、カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督が率いるナポリ(SSC Napoli)は0-3でサンプドリア(Sampdoria)にまさかの敗北を喫した。

 ラツィオ(SS Lazio)とACミラン(AC Milan)との直近2節では逆転勝ちを収めていたナポリだが、この日はグレゴワール・デフレル(Gregoire Defrel)に2ゴールを決められるなどして今季初黒星を喫することになった。

 過去にスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)などを率いたアンチェロッティ監督はこの日、就任後3試合目にしてマレク・ハムシク(Marek Hamsik)、ホセ・マリア・カジェホン(Jose Maria Callejon)、ドリース・メルテンス(Dries Mertens)のFW3人をベンチに温存し、シモーネ・ヴェルディ(Simone Verdi)に初出場のチャンスを与えた。

 しかし試合は開始11分、ASローマ(AS Roma)から新加入したデフレルが強烈なシュートをネットに突き刺し、43人の死者を出したジェノバ(Genoa)の橋崩落事故後では初のホームゲームとなったサンプドリアが、地元の観客を沸かせた。

 さらに、デフレルは32分にもこの日2点目となる追加点を挙げると、75分にはベテランFWのファビオ・クアリアレッラ(Fabio Quagliarella)が、古巣を相手にバックヒールでボレーを決め、ナポリにとどめの一撃を刺した。

 ナポリのアンチェロッティ監督は「前の2試合と同じ入り方をしたが、今回はひっくり返すことができなかった」「特に1点目は自分たちのせいで献上した。0-1とリードされてからは神経質になり、苦しむようになった」と振り返った。

 この結果、ナポリは連覇を狙うユベントス(Juventus)にリードを許すことになった。ユベントスはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がいまだ初ゴールを挙げられずにいるが、1日の試合では昇格組のパルマ(Parma FC)に2-1で勝利して開幕3連勝。単独首位に立っている。(c)AFP/Emmeline MOORE