【9月3日 AFP】2日に行われた18F1第14戦イタリアGP(Italian Grand Prix 2018)決勝で、フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は、レース1周目でメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)と接触し、地元優勝の期待がついえてしまった。

 通算4度の総合優勝を誇るベッテルは、スタート直後に二つ目のシケインで起きた接触事故について、ハミルトンが自分に十分なスペースを与えなかったように感じたと主張した。このアクシデントでベッテルがマシンをスピンさせてフロントウイングを損傷したのに対し、ドライバーズ選手権で首位に立つハミルトンは車に何のダメージもを受けず、そのまま優勝を果たした。

 ベッテルは「ルイスが少し外側にいたのに、僕にスペースを与えてくれなかった」とすると、「それで仕方なく、彼に突っ込んでしまい接触した」、「彼はまったくスペースを空けなかった。自分には選択肢がなくなり、接触してスピンしてしまった。僕らは後方に下がり、挽回を余儀なくされた」とコメントした。

 残り7レースでハミルトンが総合争いのリードを30ポイント差に広げ、それを追いかける形となったベッテルは、今回のレース結果について、士気が失われたのと同時に特にファンにとってはつらいものになったと話した。一方、スチュワードは事故を審議した結果、単なる「レース上の事故」であると結論づけ、それ以上の調査は必要はないとの裁定を下した。

 レースに詳しい関係者やメディア専門家らも、ハミルトンの非は認められないという意見で一致している。

 同選手の元チームメートで2016年の世界王者であるニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)氏は、完全にベッテルのミスであるとして、スカイスポーツF1(Sky Sports F1)に対し、「あれは100パーセント、セバスチャンのミスだ。ルイスは十分にスペースを取っていた」、「彼は何度もこうしたミスを犯し続けている。あれではルイス・ハミルトンを倒して世界選手権を制することはできない」と述べた。

 1996年のF1世界王者として知られるデイモン・ヒル(Damon Hill)氏も、ベッテルが「プレッシャーに押しつぶされた」という見解を示した。(c)AFP