【9月2日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2018)は1日、第8ステージ(リナレスからアルマデン、195.1キロメートル)が行われ、モビスター・チーム(Movistar Team)のアレハンドロ・バルベルデ( Alejandro Valverde、スペイン)がトリッキーな終盤のコースでも平静さを保ち、今大会2勝目を飾った。

 大会主催者が残り1キロを切ったところで環状交差点(ラウンドアバウト)で選手たちをUターンさせるという面白みを加えていたが、バルベルデは落ち着いて狭い上り坂で争われるスプリント争いに備えると、ボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)を逆転してフィニッシュした。

 2位のサガンに続いて、チーム・ロットNL・ユンボ(Team LottoNL-Jumbo)のダニー・ファンポッペル(Danny van Poppel、オランダ)が3位に入った。

 38歳のバルベルデは「自分の年齢というのが、体の状態や精神を映しだしているわけではないんだ」と語った。

 グルパマ・FDJ(Groupama-FDJ)のルディ・モラール(Rudy Molard、フランス)は集団とともに難なくフィニッシュし、赤ジャージー(マイヨ・ロホ)を維持した。

 2日に行われる第9ステージ(タラベラデラレイナからラコバティーリャ、200.8キロメートル)を前に、モラールは総合2位のバルベルデに37秒差、同4位につけるチームスカイ(Team Sky)のサイモン・イェーツ(Simon Yates、英国)に51秒差をつけている。

 翌日の山岳ステージを前にバルベルデは、自身が総合争いに残れるのを若いライバルたちに見せつけられることを願った。

「あした(2日)は本格的な山岳ステージだ。このブエルタで誰が表彰台入りを決められるのかを、実際に目にすることになるのは間違いない」 (c)AFP